快晴の甲斐駒ケ岳

急遽予定が空いた日曜日。前日に日帰りで行ける山を探しているとありました、甲斐駒ケ岳!

3年ほど前に登った女王様、仙丈ケ岳を今度は真向かいから望みます。岩場あり、鎖場あり、梯子ありの楽しいコースでした。

持ち物

日帰りの行程ですが、近々行きたい不帰嶮の練習をかねてテント泊装備での山行です。

  • ザック(50L)
  • テント、シュラフ
  • 防寒着
  • 一眼レフカメラ
  • ヘルメット
  • ハイドレーション(2L)
  • 雨具
  • コッヘル、バーナー
  • 食料
  • ヘッドライト、エマージェンシーキット

行程

05:30 仙流荘バス停

06:15 北沢峠

06:25 長衛小屋

07:15 仙水峠

08:30 駒津峰

08:45 六方石

09:15ー10:00 甲斐駒ケ岳

10:30 摩利支天

11:15 六方石

13:10 北沢峠

仙流荘バス停 ー 北沢峠

土曜日の19:00に仙流荘駐車場に到着。既に第一駐車場は満車で第二は半分くらいうまってました。土曜日に入ってる人が200人くらいいるとの事でした。

3:30起床。発券所の前には既に順番待ちの荷物の列が… 急いで車に戻って場所取りしました。

4:30過ぎ、発券所が開きました。順番待ちの列がすごいことになってました。

北沢峠までの往復券(¥2,740)を購入し、今度は乗車待ちの列へ並びます。

5:30バスが動き出します。私が乗れたのは5台目でした。28人乗りのバスが10台あるらしいのですが、この日は300人越えとの事…11台目は北沢峠から帰ってくるのを待つ事になるため、1時間ほど待つ事になります。

北沢峠までは約40分。運転手さんが車窓から見える山を解説してくれます。

北沢峠 ー 長衛小屋

バスを降りた人たちで賑わっている北沢峠。ここから仙丈ヶ岳方面と双子山方面、長衛小屋方面へと別れます。

私はテント場を覗きたかったので長衛小屋方面へ。

10分も歩けば長衛小屋です。テント場は賑わってました。

ここをベースに仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を攻めれるのはいいですね。バス停からも近いので荷物の量も気にならなさそうです。

長衛小屋 ー 仙水峠

長衛小屋からは橋を渡り、なだらかな川沿いを暫く歩いて行きます。

川沿いを抜けると今度は樹林帯。朝の肌寒さも動いているとかなり暑いです。

この日はドライレイヤーにアンダー、ミドルで充分でした。

途中ロープが。アスレチック感があり楽しかったです。

苔むした登山道は神秘的でとても気持ちがいい。

樹林帯を抜けるとゴロゴロとした岩が堆積してできたような場所にでます。岩塊斜面というもので凍結、融解を繰り返し形成されるそうです。岩の上をテンポよく進むと仙水峠に出ます。

仙水峠 ー 駒津峰

仙水峠からの登り始めは又しても樹林帯。それもかなりの急登です。

針葉樹林帯→ハイマツ帯→広葉樹林帯と急登の樹林帯を抜けると、開けたガレ場に出ます。

急登を振り返るとオベリスクが!

そして周回ルートの双子山も見えます。これからの急登に備えて休憩をとる登山者が見えます。

駒津峰にてようやく甲斐駒ケ岳の全容が望めました。

駒津峰 ー 六方石

駒津峰から六方石は鎖場や岩場を下ります。ここからは稜線伝いに歩きます。

この日は最高の天気で気持ちのいい稜線歩きでした。ただやはり入山者が多く、鎖場や岩場など所々で渋滞が起きてました。

六方石 ー 甲斐駒ケ岳

六方石からは直登ルートと巻道ルートに分かれます。

地図上では波線になっている直登ルートですが三点支持などの基本がきちんと身についていればそれほど危険とは感じませんでした。むしろ登りごたえのある大きな岩がいくつもあり楽しめました。

甲斐駒ケ岳 ー 摩利支天

9:00に登頂しましたが山頂はすでに大賑わい。周囲は360°の大パノラマ。

遠くは北アルプス

黒戸尾根方面には八ヶ岳。

南には富士山と鳳凰三山。

そして向かいには仙丈ケ岳。

いい山です!登山者が多いのも頷けます。ご飯を食べ、一時間ほど余韻に浸ってから下山開始です。

下りは巻道ルートで摩利支天に寄り道して行きます。巻道は花崗岩が砕けた砂地のルート。足元が取られかなり足にきます。登ってこられる方もかなり体力を消耗している様子。。。

個人的には直登ルートをお勧めします。

分岐を一旦下り、登り返すと摩利支天です。

何か祈りたくなるような佇まいでした。

そしてここから臨む甲斐駒がかっこよかった!

体力があればぜひ寄ってほしいポイントです。

摩利支天 ー 六方石

ここから直登ルートとの分岐の六方石まで砂地を下ります。下りもやはり渋滞。こんな登山日和なので仕方がないです。

六方石 ー 北沢峠

ひたすら来た道を淡々と下ります。仙水峠待までの下りはかなり足にきます。

今回はサパートインナータイツを着用して臨んだのですがそれでもかなり負荷がかかりました。

紅葉も始まったばかりという感じ。もう少し朝晩の気温が低くなると一気に見頃を迎えそうです。

13:00北沢峠着。およそ7時間の山行でした。

山行を終えて

岩場あり、鎖場あり、梯子ありのいろんな要素が楽しめる山行でした。なにより眺望が最高でした!

岩場やガレ場、砂地の歩きなど初心者の方でも挑戦できるいい山だとおもいます。子どもがもう少し大きくなったら一緒に登りたいです。

個人的には今度は黒戸尾根に挑戦かな。。。

備考

  • バス料金 北沢峠ー仙流荘往復 ¥2,740(手荷物込み)
  • 発券所  4:30頃開く(3:00ごろから順番待ちの列)
  • バス   5:30始発 (28人乗り10台)
  • 駐車料金 ¥1,000
  • 仙流荘日帰り温泉 ¥600

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