八ヶ岳 日帰り縦走

久しぶりに丸一日フリーな日ができたのでどこへ登りに行こうかと天気予報とにらめっこ。一日使って周回できるコースということで八ヶ岳へ。

標高差1,700m越え、歩行距離17kmと少しハードだけど美濃戸周回コースに行ってきました。急登、岩場、鎖場と大満足な山行でした。

装備

  • ザック(28L)
  • ハイドレーション(4L)※硫黄岳山荘で2L追加
  • コッヘル、バーナー
  • 食料(2食+行動食)
  • ヘッドライト、エマージェンシーキット
  • 雨具
  • 一眼レフカメラ

行程

04:50 やまのこ村駐車場

05:00 美濃戸登山口

06:40 行者小屋

08:05 阿弥陀岳(20分休憩)

08:55 中岳

09:55 赤岳(50分休憩)

11:05 赤岳天望荘

12:10 横岳(奥ノ院)(20分休憩)

12:50 硫黄岳山荘(30分休憩)

13:45 硫黄岳

14:45 赤岳鉱泉(15分休憩)

16:15 やまのこ村駐車場

やまのこ村駐車場 ー 美濃戸登山口

深夜に家を出て、駐車場を目指す。まず悩んだのは駐車場。台数が多く停められる八ヶ岳山荘か、八ヶ岳山荘より片道1時間は短縮できるが台数が少ないやまのこ村もしくは赤岳山荘か…

一日の工程が長いのでイチかバチか、やまのこ村へ!午前4時ごろ、八ヶ岳山荘よりすでに登り始めている人がちらほら。空いていることを祈って林道を登る。

この林道が想像以上にダート… パンクにビクビクしながらおそるおそる走らせようやくやまのこむら到着。すでに3台ほど並んでいた。こりゃダメかなーと思っていたらちょうど受付を開始したらしく無事駐車でき一安心。

少し上に赤岳山荘。ここはもうほぼ満車。

10分ほど砂利道を歩くと美濃戸登山口に到着。

左の北沢ルートは赤岳鉱泉。右の南沢ルートは行者小屋。まあどちらへ行ってもつながっているけれど…

今回は阿弥陀岳経由で赤岳へアタックするので右の南沢ルートへ。

美濃戸登山口 ー 行者小屋

早朝の南沢はほとんど登山者がおらず、とても静か。みなさん赤岳鉱泉でテントを張るのだろう。

石がゴロゴロしたと登山道を歩き、

橋を何度か渡り少しひらけた場所に出ると、八ヶ岳連峰の一角がお目見え。

気持ちが一気に盛り上がる。運動不足からの少しの不安と大きなワクワクを抱きつつあれこれ考えているうちに行者小屋に到着。

朝一にはちょうど良い準備運動となった。

雲ひとつないいい天気。今日は暑くなりそうだ。

行者小屋 ー 阿弥陀岳

行者小屋を少し行くと行者小屋テント場。

静かで居心地が良さそうなテント場。

なだらかな道を歩いて行くと文三郎尾根との分岐に出る。ここからいよいよ登りだ。

しばらく樹林帯を登る。朝とはいえ日差しが暑い…

中岳のコル手前の急登が砂地でとても滑りやすかった。登りはまだいいが下る人はほぼ滑りながら下っていた。

中岳のコルより絶景が。雲海にちょこんと浮かぶ富士山が美しかった。

富士山みて休憩したら、ザックをおいて阿弥陀岳へ寄り道(往復約1時間)。

かなりの急登… 行くか一瞬迷ったけどせっかくなので。

かなりの高度感。はしご、鎖場、岩場、ガレ場と盛りだくさん。上りはアスレチック感があって楽しいけど、下りは少し怖いかも。落石注意でヘルメットは必須。

一座目、阿弥陀岳より本日のルートを一望。

今日のコースは長いので休憩もそこそこにまた中岳のコルへと戻る。

阿弥陀岳 ー 中岳

中岳のコルからの登り返しが地味に辛い。早くも足にダメージが…

筋肉疲労にはミネラルがいいらしい。ミネラル、エネルギー補給にはナッツ!水分持っていかれるけど…

振り返ると中岳のコルがあんなに下に。

正面には阿弥陀岳。急だなー、よく登ったと自分を褒めつつ行先を見ると、

これ登るのかよ…っていう葛折りが…

一歩一歩登るしかないと腹をくくって再スタート。

中岳 ー 赤岳

一歩一歩登ってようやく文三郎尾根との分岐へ。

足元に小さく行者小屋。森の中に赤い屋根が映える。

ここからいよいよ赤岳への岩場スタート。取り付きに立って見上げるとかなりの斜度に圧倒される。

鎖と岩を慎重に登ると間も無く赤岳山頂。急登だった阿弥陀岳が少し下に見える。

トンボが大量に飛んでいたおかげか、アブとかの虫の心配はいらなかった。

赤岳 ー 赤岳天望荘

地蔵の頭へ一気に下り。登りは岩場だったが下りは赤土。登っていて楽しいのは岩場だからこっち回りで正解だったと思いつつも、下りは地味にきつい…

ザレてて滑りやすく足の筋力が奪われて行く…

もつかなあと心配しつつも赤岳天望荘に到着。振り返ると赤岳がずっしりと構えている。

赤岳天望荘 ー 横岳

赤岳天望荘から横岳は岩場ゾーン。ギザギザの稜線にガスが上がってくる様がかっこいい。

足に疲労が溜まってきたが、この稜線は楽しそうだ。ちょこちょこ小休止しつつ、写真をとりつつ稜線を歩くと雲海の先に富士山が。

ほっと一息ついているみたいな富士山だった。

特に危険箇所もなく、三点支持をしっかりと意識し、無事横岳通過。ごつごつ感、高度感が楽しかった。

横岳 ー 硫黄岳山荘

横岳を抜けると先はずっとなだらかな山様。

登山道わきにはコマクサが!最盛期は過ぎていたがまだまだ咲いていた。

硫黄岳山荘は麓の旅館かと思うくらい綺麗だった。

硫黄岳山荘 ー 硫黄岳

ガスが上がってきてしまい視界は完全に真っ白。周りが何も見えないので黙々と下山。

硫黄岳 ー 赤岳鉱泉

ひたすら樹林帯を下山。こっちが下りでよかったと心から思った。

赤岳鉱泉は流石の大きさ。これは何か買いたくなる!というかもう泊まりたい…

赤岳鉱泉 ー やまのこ村

誘惑を振り切ってひたすら下山。

北沢沿いを無心で下山。流石に足がへとへとだがなんとか歩き切って無事やまのこ村到着。

山行を終えて

久しぶりだったのでいろいろと詰め込んだ今回のコース。暑さと体力が少し心配だったが無事歩ききれた。

一日しか休みがないとどうしても一日の行動時間が長くなってしまう。加えてピストンもできるだけ避けたいので周回コース。今回は南沢→北沢で正解だった。

やっぱり周回コースが楽しいので日頃からの体力づくりしなくてはと改めて痛感。

次は三股サーキットか針ノ木サーキットか…

備考

  • 八ヶ岳山荘駐車場:¥800(約100台)仮眠室あり※利用料¥2,000
  • やまのこ村駐車場:¥1000/1日(80台)※予約可 5:00開場
  • 赤岳山荘駐車場 :¥1000/1日(70台)

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